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矯正歯科治療で歯が動きやすい人の特徴と治療を早める4つのポイント

矯正歯科治療は、きれいな歯並びや正しい噛み合わせを整えるために必要な治療です。しかし、治療にかかる期間が長くなることを心配する方も多いでしょう。ここでは、矯正治療にかかる期間の目安や歯が動きやすい人の特徴、治療を早く終わらせるためのポイントを分かりやすく説明します。

■矯正歯科治療にかかる平均的な期間

矯正している歯

矯正治療にかかる時間は、動かす歯の数や選ぶ治療方法によって違います。ここでは、全体矯正と部分矯正に必要な期間の目安を分かりやすく説明します。

◇全体矯正の期間

歯全体を矯正する場合、治療にかかる期間は1年から2年半程度が目安です。それぞれの治療方法ごとの期間は次の通りです

・マウスピース矯正…1~2年

・ワイヤー矯正…1年半~2年半

・裏側矯正…2~3年

「マウスピース矯正」では、目立たずに治療を進められるうえ、1年から2年程度で終わることが多いです。一方、「ワイヤー矯正」では1年半から2年半ほどかかります。

歯の裏側に装置をつける「裏側矯正」では、治療期間が少し長めになることがありますが、それでも2~3年以内で治療が完了するケースが多くあります。

◇部分矯正の期間

歯の一部だけを矯正する部分矯正は、全体矯正よりも短い期間で治療が完了します。期間の目安は3か月から1年程度です。治療方法ごとの期間は以下の通りです:

・マウスピース矯正…6か月~1年

・ワイヤー矯正…3か月~1年

・裏側矯正…6か月~2年

例えば、歯の表側に装置をつける「ワイヤー矯正」は、最短3か月で治療が終わることもあります。一方、見えにくい「裏側矯正」では、少し長めの期間が必要になることもあります。

■矯正歯科治療で歯が動きやすい人の特徴

笑っている女性

矯正治療にかかる時間は、歯の動きやすさによって異なります。ここでは、歯が動きやすい人の特徴について、わかりやすく解説します。

特徴① 成長期の若い人

成長期の子どもや若い人は、歯が動きやすいです。

体全体の組織が柔らかく、骨の代謝も活発なので、歯の移動がスムーズに進みます。特に18歳くらいまでの人は、治療期間が短く済む場合が多いです。

特徴② 矯正が必要な症状が軽い人

歯並びの乱れが少ない人も、治療がスムーズに進むことがあります。

歯を動かす距離が短くなるため、治療が早く終わる傾向があります。症状が軽い場合、必要な治療期間も短くなることがよくあります。

特徴③ 歯を動かすスペースがある人

歯が動くためのスペースがしっかりある人も、歯が動きやすいです。

顎が広くて歯が小さい人は、スペースが確保されているため、治療がスムーズに進むことが多いです。

逆に、歯と歯の間に隙間がない人は、スペースを作るために抜歯が必要なこともあります。

特徴④ 悪い癖がない人

食いしばりや歯ぎしり、舌で歯を押す癖がない人も、歯が動きやすいです。

これらの癖があると、矯正治療中に歯に余計な力が加わり、治療の妨げになることがあります。矯正中は、そういった癖を改善することが大切です。

特徴⑤ 代謝が良い人

新陳代謝が良い人も、歯が動きやすいです。

矯正治療では、歯を支える骨が作り直される働きが利用されます。代謝が良い人は骨の変化が早く、歯の移動も順調に進むことが多いです。

特徴⑥ 歯医者のアドバイスを守れる人

矯正治療では、歯医者のアドバイスをしっかり実践することが重要です。装置を正しく使い、歯磨きや食事の注意を守ることで、治療がスムーズに進みます。逆にアドバイスを無視すると、治療が長引く原因になります。

■矯正歯科治療で歯が動きにくい人は?

考えている女性

矯正治療は人によって進み方が違います。中には歯が動きにくい人もいます。ここでは、そのような人の特徴をわかりやすく説明します。

特徴① 歯並びの乱れがひどい

歯並びの乱れが大きい場合、治療に時間がかかることがあります。歯を動かす距離が長くなるため、治療期間が延びる可能性があります。

特徴② 虫歯や歯周病がある

虫歯や歯周病があると、矯正治療がスムーズに進みません。

虫歯治療の必要が出ると装置がずれることがあり、歯周病では歯を支える骨が弱いため、歯が動きにくくなります。事前に治療しておくことが大切です。

特徴③ 噛む力が強い

噛む力が強いと、矯正装置の力が妨げられて歯が動きにくくなります。

特に強い噛みしめや食いしばりは、歯の移動を遅らせる原因になることがあります。

特徴④ 歯が骨とくっついている(アンキローシス)

アンキローシスとは、歯が骨とくっついてしまう状態です。この状態になると、矯正装置の力が効きにくく、歯が動きにくくなります。自分では気づきにくいので、専門医による診断が必要です。

特徴⑤ 医師のアドバイスを守らない

矯正治療は、通院中だけでなく、自宅でのケアも重要です。

装置を正しく使用せず、医師のアドバイスを守らないと、歯がうまく動かず治療が長引く原因になります。

特徴⑥ 医師の経験が少ない

矯正治療は医師の技術や経験によって結果が左右されることがあります。

経験が少ない医師の場合、治療がスムーズに進まないこともあるため、実績のあるクリニックを選ぶことが大切です。

■矯正歯科治療を早く終わらせる4つのポイント

歯科衛生士は歯の模型を持っている

・健康的な生活を送る

栄養バランスの良い食事や十分な睡眠、規則正しい生活を心がけましょう。新陳代謝が良くなり、歯が動きやすくなります。

・舌や口の悪い癖を直す

舌で歯を押す、歯ぎしり、頬杖などの癖は歯の動きを妨げます。治療中は口元に余計な力をかけないよう注意しましょう。

・医師のアドバイスを守り、通院を怠らない

装置の使い方やケアの指示を守り、定期的に通院することで治療をスムーズに進められます。トラブルの早期発見にもつながります。

・実績のある歯医者を選ぶ

経験豊富な歯科医師がいるクリニックを選ぶことで、効率的な治療が受けられます。歯医者の実績や評判を確認して選びましょう。

■岡山市南区で矯正歯科をお探しなら【みつはし歯科医院】へ!

当院では、患者さま一人ひとりの気持ちに寄り添いながら、安心して治療を受けられるようサポートしています。治療内容や期間、費用についても丁寧にご説明し、最適な治療プランをご提案します。

岡山市南区で矯正歯科をお探しなら【みつはし歯科医院】へお気軽にご相談ください。土曜日は19時まで診療しておりますので、平日お忙しい方でも来院して頂けます。

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